「AKF」導入時の研修の仕方

Q3:研修用のテキストは,どのように作ればよいですか。

1. 管理職研修用のテキスト

管理職研修の際に使用するテキストは,ごく簡単なレジメ程度のものでよいでしょう。管理職の職員には,「AKF」の概略を理解してもらい,「AKF」の導入についての理解,協力及び支持を取り付けることが目的だからです。資料は,コンサルタントに提供してもらえばよいと思います。

2. 専門研修及び一般研修用のテキスト

専門研修用テキストと一般研修用テキストは,それぞれ別のテキストを作る方法と同じテキストを使う方法がありますが,作るのが一度で済むことを考えれば,同じテキストでも構いません。いずれにせよ,「AKF」の全般について分かりやすく説明されたものが必要になります。

コンサルタントから提供してもらったテキストの見本や視察先の自治体で提供してもらった資料を参考に,独自のテキストを作るのもよいと思います。それぞれの自治体によってシステムの導入についても少しずつ考え方が異なりますので,それらを自分のところに合うように補正しながらまとめていきます。

3. テキスト作成上の留意点

  1. 導入研修の際,総務部長又は総務課長が毎回開講のあいさつができればよいのですが,それが困難な場合には,テキストの冒頭に総務部長のあいさつ文を載せ,「AKF」に関する意気込みを表明しておきます。むろん,首長名であいさつ文を載せた自治体もあります。
  2. 文章は分かりやすく,親しみやすいものにします。
  3. 使用する容器・用具などはイラストで説明したり,作業の流れを図で示したりします。
  4. ファイル基準表や所在カードの様式を示します。
  5. その他職員に読んでもらえるような工夫をします。
  6. テキストのサイズは,もちろんA4判で両面印刷です。

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