やりかけ文書
その日に処理することができなかった文書で,翌日再び処理する文書,つまりやりかけ文書は,「やりかけフォルダ」に収納します。やりかけフォルダは,出勤したときは,必ず取り出します。こうしておけば,前日の続きを,忘れずに処理することができるというわけです。前日の退庁時の状態に戻すことが容易にできます。やりかけフォルダは,文書が多少,多目に入るようにマチがついています。
また,執務時間後も決裁などが終わっていない文書は,「クリップボード(用箋ばさみ)」に付けたまま,キャビネットの中の,決裁途中で止まった職員のやりかけフォルダの前に入れ,翌朝,取り出します。退庁時には,机の上には一切文書は残さず,すべて,キャビネットに収めて帰ります。課によっては,文書量が非常に多い部署もあるかと思いますが,このような課では係に1か所,一時保管場所を作っておきます。
なお,クリップボード(用箋ばさみ)に文書を付けた状態でキャビネット内に収納する都合上,キャビネットに収まるものを選ぶようにします(メーカーによってはA4判用であっても収まらないものがありますので,要注意です。)。
懸案文書
案件が未決になっている懸案中の文書は,やりかけフォルダに入れたままにしないで,個別フォルダに入れておきます。この個別フォルダの名称は,「○○(処理待ち)」,「○○(懸案中)」などとし,忘れないように,付せんをはっておくこともあります。はる場所は,個別フォルダの山の左から6列目(最も右側の列)がよいでしょう。