導入準備のための文書主管課の役割

Q3:「AKF」導入の際に,協力を求める課はありますか。

「AKF」の導入には,全庁的な取組みが必要になりますが,それとは別に協力を求めなくてはならない,次のような課があります。

1. 情報管理主管課(情報管理課など)
ファイル基準表やフォルダラベルへの記載はパソコンなどを利用して行うことが多くなりました。その場合には,情報管理主管課の協力を求めて,開発していく必要があります。
2. 教育委員会の市史編纂担当等アーカイブズ担当課
導入作業中に大量の文書を廃棄しますが,その際に歴史的重要文書を廃棄処分することがないようアーカイブズの評価・選別の協力を求めることになります。
3. 物品購入主管課(契約管財課など)
フォルダ・フォルダラベル・第1ガイド・第2ガイド・ガイドラベル等の物品やキャビネットなどの備品を大量に購入しなければなりません。物品・備品の購入を所管する課の理解が必要です。
4. 庁舎管理主管課(管財課など)
「AKF」の導入時に,執務環境の改善を行います。その際,庁舎管理を所管している管財課に協力を求めなくてはならない場合が出てきます。 例えば,
  1. 事務室のレイアウトの変更による電話線,電気やLANのコンセントの移設
  2. じゅう器類の管理を管財課が行っている場合は,不要容器の処分
  3. 不要容器の置き場所の確保
  4. 背の高い保管庫で課を仕切っている場合,撤去してしまうので,相談室などのパーテーションの設置
  5. 各課の職員では移動できないほどの重量や,サイズの大きな保管庫などの撤去
5. 一般廃棄物主管課(衛生課など)
「AKF」の導入時には,文書や文書以外でも不要になり,廃棄処分するものが大量に発生します。それらの処分には,一般廃棄物の処理を担当する課の協力が必要です。
  1. 焼却すべき文書の回収や清掃センターへの搬入・処理
  2. 不燃物の回収や処理場への搬入・処理
  3. 回収容器(コンテナ)や文書搬出用トラックの借用

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