文書主管課と各課のそれぞれについて,維持管理の年間スケジュールを紹介します。
1. 文書主管課の年間スケジュール
- 4月上旬
- 新規採用・異動職員に対する研修(文書主管課職員又はコンサルタント)
- 4月中旬
- (前年度末で保存期間満了の文書の)古公文書館(資料館)への移管作業(文書主管課職員及び公文書館職員)。
- 5月中旬
- 「前期」維持管理の事前研修(コンサルタント)
- 6月中旬~下旬
- 「前期」維持管理の巡回実地指導(文書主管課職員及びコンサルタント)
- 7月中旬
- 「前期」維持管理のフォローアップ指導(文書主管課職員及びコンサルタント),庁内周知
- 11月上旬
- 「後期」維持管理の事前研修(コンサルタント)
- 12月中旬~下旬
- 「後期」維持管理の巡回実地指導(文書主管課職員又はコンサルタント)
- 1月中旬
- 「後期」維持管理のフォローアップ指導(文書主管課職員又はコンサルタント),庁内周知
- 2月上旬
- 引継ぎ及び移替え説明会(文書主管課職員)
- 2月中旬
- 保存期間満了文書の移管確認,保存期間延長確認の調査(文書主管課から各課へ)
- 3月上旬~中旬
- 文書主管課への文書の引継ぎ(担当課職員及び文書主管課職員)
- 3月下旬
- 保存期間延長文書の確認
2. 各課の年間スケジュール
- 4月
- ファイリングの日を設定し,年間を通じて毎月1回実施
- 6月中旬~下旬
- 「前期」維持管理実地指導
- 12月中旬~下旬
- 「後期」維持管理実地指導
- 3月上旬~中旬
- 文書主管課への文書の引継ぎ
- 3月下旬
- 現年度ファイル基準表の作成
- キャビネット下段への移替作業
- 新年度用フォルダの作成
3. 文書主管課の年度末の作業
文書主管課に最も負担がかかるのは,年度末の時期です。特に文書の引継作業には,1か月程度かけて所定の書庫に収納します。なお,引継作業は,例えば文書主管課の職員が2人,各課の職員2人が組になって行うとよいでしょう。