ADMiCは,その前身から,自治体などにおける公文書管理の効率化と最適化に向けての研究開発を継続し,その成果である在るべき公文書管理としてのAKFを世に公開するばかりでなく,公文書管理改善の実地指導を通して,社会に還元する公益活動を行ってきました。既に40年以上にわたって108自治体の公文書管理改善の指導実績をもっています。
また,公文書管理改善の人材育成のために「行政文書管理アカデミー」を設立するとともに,公文書管理の改善への関心を高めるための公文書管理に関する懸賞論文「ADMiC賞」,全国自治体アンケート調査,公文書管理研修・セミナーや公文書管理士認定試験など多彩な活動も展開しています。
一方,ADMiCは,国際標準化機構の文書管理委員会(ISO/TC46/SC11)に日本委員を派遣しており,国際標準規格策定においてAKFが大きく貢献しています。また,ADMiCは公文書管理法の行政文書管理ガイドラインの策定にも協力しており,AKFが公文書管理法のベースとして強い影響力を持ったことは周知のとおりであります。
今後,国や自治体などの行政機関で公文書管理の改善が進めば,行政が適正かつ効率的に運営され,国民も公文書等を主体的に利用し得るようになります。ADMiCはそのために,組織を挙げて努力します。