「初任行政研修」は,毎年国家公務員Ⅰ種試験に合格し採用された幹部候補生を,人事院が各府省横断的に1か所に集めて研修するもので,平成9年度以来6000人を超える職員を研修しています。
・本研修の目的:将来,本府省の行政部局において,政策の企画・調整の衝に当たると期待される新規採用職員に対して,全体の奉仕者としての自覚,国民全体の視点から施策を行うための基礎的な素養・見識を養うこと。
・対象者:国家公務員Ⅰ種試験に合格し,今年度採用された職員のうち,将来の中核要員として各府省が推薦する職員で,人事院公務員研修所長が承認した者。約480人(4コース(A~Dコース)。1コース当たり約120人)
・本研修の科目:①体験を通して行政の在り方を考える,②公共政策の在り方を多角的に検証し考える,③全体の奉仕者としての指名と職責について考える,の三つに分類されます。
・公文書管理の研修:③に属し,科目名は「公文書の意義とその管理」です。これまでの担当教官は事務次官経験者,行政法及び歴史学の研究者及び国立公文書館長等で,それぞれ1時間半ずつ講じています。平成23年度は,廣田理事長が計10時間を4回に分けて,公文書管理の実務を中心に,講義だけでなく作成・分類等の演習も加えて行います。
・研修日時:次のとおりです。
Aコース 平成23年 5月27日(金) 9:30~12:00
Bコース 平成23年 6月 3日(金) 9:30~12:00
Cコース 平成23年 6月23日(木) 9:30~12:00
Dコース 平成23年 6月30日(木) 9:30~12:00
なお,研修場所は,いずれも人事院公務員研修所です。