文書管理の新・国際標準規格を審議してきたISO/TC46/SC11委員会は,10月31日から11月3日の4日間,Londonで会議を開催します。廣田理事長は昨秋のDelft (Holland) に続き,日本代表委員として出席します。
これまで同委員会で審議してきた新規格ISO30300シリーズは,これまでのISO15489シリーズを発展させたものです。今月15日に最終投票(FDIS)を終えたところですが,コメント付けた国が4か国あり,委員会では一つずつを審議することになります。
今後の関心は,ISO30300シリーズの実務指針になるガイドラインの策定に移ります。既に,廣田理事長は,座長からガイドラインのたたき台作りの依頼を受けており,日本の公文書管理法対応実務指針である「行政文書管理ガイドライン」をベースにしたドラフトを提出しているところです。日本の文書管理の実務指針を世界規範にするべく,廣田理事長の頑張りが期待されます。