ISO(国際標準化機構)のTC46/SC11(文書管理委員会)は,ISO 30300(Management Systems for Records - Fundamentals and Vocabulary)の策定を担当したワーキンググループであるWG8に係る会議を,2019年5月7日,カナダ・オタワにて開催し,その審議と所要の決議を行いました。
周知のとおりISO 30300は,国際標準規格の基盤と用語に係る規定をしており,わが国の行政文書管理においても指針となる国際ルールであります。当機構理事長の廣田傳一郎は,2003年にISO委員に就任し,WG8においても唯一の日本人メンバーとして,文書(records)の定義や,文書管理の目的規定において日本の主張を反映させるなど,その活動を支えてきました。
なお,今回の会議では,廣田等の提案により zoom meeting も採用した結果,従来に増して多くの参加者を得て活発な意見交換がなされ,次期活動方針等の策定に益するところ大なるものがありました。